貸農園、市民農園は一年契約のところが多い。
この一年契約というのは、本来の農業というものから考えると、考えられない形態である。
作物栽培は、土作りは根本である。
土作りというのは・・・一年で出来るものではなく、最低でも数年を要する。
こういう本格的な栽培は考えないで・・・レクリェーション的なものがものが「貸農園」。
そういうものは、家庭内では「女性が支配」する・・・主導権を握る応募である。
つまりファッション感覚のy栽培栽培である。
そのイメージは、NHKの趣味の園芸の姿である。
イケメン指導員がいれば・・・・貸農園王子様がいれば・・・・いいわウフフ。
農薬を使う栽培は、イメージダウンも甚だしい。
翌年には応募しなくなる。
完全にアウトである。
水道が無い!
植物、作物栽培には水が絶対条件である。
しかし、市民農園には灌水するにも・・・水が無い。自宅から・・・水を運ぶ???
作業すれば手も足も・・・道具も汚れる。
これを洗う水道が無い・・・・
女の気持ちを・・・知らない・・・市役所。
そういうことで、空き区画が00%になる。
おんなの情報ネットワークを侮ると、閉鎖に追い込まれる。
汚れて・・・楽しく無くて・・・そして・・・農薬野菜では、カネ出して借りる方がバカを見ることになる。
これから、厳しい淘汰の時代になる。
市からみれば・・・おんなの手が汚れることなど感知しない・・・市内緑地だけ解決すればイイ。
そんな感じである。
一年契約なので、翌年・・新しいお客様を募集しなければならない。
これが、貸農園の悩みであり、問題である。
水の問題も大きいが・・・。
この最大の要因は・・・食の「安心、安全」を担保できなためである。
食の「自産自食」を兼ねたレクリェーションモデルを、現在のいかなる農法、栽培法でも出来ないからである。
他の要因項目は、やろうとすれば・・・何とかなる。
しかし、「無農薬栽培」だけは出来ない。
全部の貸農園が、このことに関しては同じだから、農薬使用を容認できる人がユーザーになる。
容認できない人は・・・二度とリーピーターにはならない。
毎年新人が・・・契約することになる。
これでは・・・経営が不安定である。
募集経費、広告・・・に悩まなければならない。
しかし、完全無農薬栽培貸農園であれば、定着率が・・・素晴らしいものになる。
この定着こそ、貸農園が都市内の「緑地化」の理念に合致したものである。
都市内に美しい現代の「棚田」が生まれるからである。
美しい緑地棚田は・・・継続からしか生まれない。
つまり、市が望む美しい緑地は、女の人が作るのである。
作物栽培の細かいところは・・・男では何ともならない。
特に家庭菜園の延長のような趣味の園芸のような貸農園の手入れは、女の人のものである。
カワイイ・・・ステキ・・・。
この二つの言葉の世界である。
この感覚の中に「農薬」が入ると・・・・途端に・・・憧れが・・・幻滅になる。
そういうことで、貸農園の成否は「完全無農薬栽培」が決め手になる。
トイレの問題もあるが、貸農園の区画の中にトイレを設置すると、
その周辺の区画を借りる人がいない。
・・・・・家畜の排泄物で堆肥作って、腐葉土作って施与するのが「有機農法」であるが、
トイレは・・・別物。
kasi no13